50-1コミュニケーション 51メラ語 52あかさたなスキャン 53日課表の記入

50-1 コミュニケーション 51メラ語 52あかさたなスキャン 53日課表の記入

5 コミュニケーション ことばコミュニケーションで円滑な意思疎通のために。

Aはあなたの話を聞くことができ、内容もわかる。Aの話・ことばをききとってください。

51メラ語 メラ語とは? メラチューブのだ液を吸い込むクチュクチュ音を利用した言葉です。

メラチューブとは? ALSで気管切開して人工呼吸器をつけるとだ液が飲み込めずメラチューブでだ液を吸い取ります。

私は24時間メラチューブをくわえています。

メラチューブをくわえていないとまったく声が出ません。

メラチューブをくわえると声になります。

 口・のど・したを上手く動かすと言葉になります。

私と会話する人へのお願い。

発音が不明瞭で通じない時は推測を働かせていろいろ質問してください。

質問は私の答えが返ってくるまで、ひとつだけしてください。そしてたくさん質問してください。

どうしてもわからない時は、あかさたなスキャン を使って言葉で確認してください。

52 あかさたなスキャン ヘルパーさんがAからことばを聞き取る。

あかさたなスキャンの手順

1.行を決める。

「あかさたなは…らわ」と声に出して行を決定する。

2.行を決定した後は、列を決める。

行が「か」の場合は「か、き、く、け、こ」と一つずつ声に出す。

3.該当する所で私が目を閉じるので、その時の言葉をもう一度復唱する。

4.右を向いた時は1文字もどる。

5.前に決めた言葉を続けて言う。(例えば「ハンカチ」という言葉でであれば、ハ→ハン→ハンカ→ハンカチなどと声に出して確認しながら進める。)

あかさたなスキャンの約束

1.瞬きを2回した時は濁点。瞬きを3回した時は半濁点。

2.左目をつむった時は伸ばし棒「ー」。

3.両目を長く閉じたら終わり「。」の合図。

53 質問をしてAの反応により意思の確認 

介助者は必ずAの顏・目を見て質問する。

わずかな反応を見逃さないようにしっかり目をみて質問する

イエスの答えが出るよう考えて質問する。。

質問は「・・・しますか?」1つだけする。

54 日課表の記入 実施したこと、聞き取ったこと、出来事の記録

一日の生活を日課表に記入。

排尿量、唾液量、車いすに乗っている時間などを記入する。

Aから聞き取ったことを記入。Aは何べんも説明するのが大変だから記入して他のヘルパーに読んでもらって知らせる。

交代するヘルパーさんは、前の記録を読み、生活の流れを理解して記録する。

ALS在宅生活を考える会T

ALS在宅生活を考える会Tの活動を紹介。 重度訪問介護制度について ALS(筋萎縮性側索硬化症)とはどんな病気か。 ALSは一人一人症状と生活が違います。 一つの例として「しげるーむ」での介護を紹介します。

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