学生ヘルパーさんに聞く。

2022年7月 学生ヘルパーさんにヘルパーを経験して分かったこと、感じたことを聞きました。

Aさんから

・天野さんのケア(吸引や胃瘻、リフトを使用しての移乗など)が学校での勉強や病院実習に生かすことができています!

・メラ語が通じなかった時には、様々な予測をたて、クローズドクエスチョン(YESとNOで答えられる質問)を使用して迅速なコミュニケーションを図るようにしています!

・メラ語だけでなく、口文字や文字盤、アイコンタクト、クローズドクエスチョン、レッツチャットなど様々な方法を活用してコミュニケーションをはかる。

・ケアの際は常にリスクマネジメントを行い、安全で安楽なケアを第一に実施している。

・訪問時には、数日間の記録を拝見し、体調や変化を理解した上でケアを行う。

・天野さんの呼吸状態は安定しているか、人工呼吸器は正常に機能しているか、などを表情や人工呼吸器の音、リーク値、RR値などを観察してアセスメントする。

・わからないことや疑問に思ったことは、先輩ヘルパーや天野さんご本人や奥様などにお聞きして、曖昧なままにしない。

・吸引、胃瘻などの医療的ケアや日常生活援助の手技は、回数をこなし経験することで得られるので、初めはできなくても経験を重ねてできるようになります!

Bさんから

・天野さんはメラ語からだけではなく表情や目線からも私たちに色々伝えようとしてくださるので、こまめにお顔を見るようにしています!

・メラ語は最初のうちは聞き取るのが難しいこともありますが繰り返し会話するうちに段々耳が慣れて分かる様になってくるので大丈夫です。自分との会話ではない時でも何をおっしゃっているのか聞き取るようにすると耳が慣れやすいです。

・安楽かどうかは私たちの少しの配慮で変わるので、手足の位置を直すときは先だけではなく根本から持ち上げて治す、服のシワなどは必ず伸ばすなどを意識しながら行うようにするといいです。

Cさんから

・吸引や胃ろうの技術、またパソコンの使い方もケア通して学ぶことができ、とても役立ちます!

・ケアの技術以外にも、天野さんの詩やケア中のコミニュケーションから、素敵な人生観を学ぶことができています!

・ケア中は天野さんの表情や視線から、たくさんのことが読み取れるため、よく観察するようにしています。

・コミニュケーションは、メラ語が伝わりにくい時も諦めないことが1番大切だと思っています。メラ語以外にも、コミニュケーションをとる方法は色々あります。(文字盤、アイコンタクト、レッツチャットなど)

・わからないことは、天野さんや奥様が教えてくださります。迷ったらまず聞くようにしています。

・回数を重ねていくうちに、もっとこうしたらいいかも!と気づくことも多く、やってみて成功するととても嬉しくなれます。その積み重ねが今後のケアに役立っていくと考えています。

・最初はできないことも多かったですが、ケアを行なっていくうちに自分の成長を感じられる時もあります。できることが増えて天野さんの笑顔が見られることがやりがいにつながっています。

ALS在宅生活を考える会T

ALS在宅生活を考える会Tの活動を紹介。 重度訪問介護制度について ALS(筋萎縮性側索硬化症)とはどんな病気か。 ALSは一人一人症状と生活が違います。 一つの例として「しげるーむ」での介護を紹介します。

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